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房州石とはどんな石?鋸山の切り立つ絶景を生んだ石

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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房州石とはどんな石?鋸山の切り立つ絶景を生んだ石

鋸南町と富津市の境に鎮座する、「ノコギリの歯」のような形をした鋸山。
これは自然にできたものではなく、かつての房州石産業が関係しています。

房州石と鋸山の名の由来

三浦半島と房総半島のあいだ、東京湾の入口にあたる海域を浦賀水道といいます。ここを通る船舶が、古くから目印にしてきたのが鋸山(のこぎりやま)です。千葉県は平均海抜が約49mの「日本一なだらかな県」であり、最高峰の愛宕山でも標高408.2m。鋸山は千葉県に限定すれば高い山の部類ですが、それでも山頂の標高は329.5mほど。ではなぜ、鋸山が航行の目印になり得たのでしょうか。

それは、ギザギザと切り立った崖が目立つ独特の山並みで、遠くからでもひと目で鋸山と認識できるからです。一説では、この姿を鋸刃に見立てたのが鋸山の名の由来といわれています。

ところで、この山並みは自然にできたものではなく、房州石(ぼうしゅういし)という石材の採石でできたものです。

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