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東京の路面電車の活躍~馬車鉄道から始まった東京の都市交通機関~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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東京の路面電車の活躍~馬車鉄道から始まった東京の都市交通機関~

民間経営の馬車鉄道に始まった東京の都市交通。
路面電車への移行と公営化を経て、「都電」は都民の足として欠かせない大規模な交通手段へと成長を遂げました。

東京の路面電車(都電)の礎となった馬車鉄道

江戸時代には、庶民の陸上交通手段は徒歩と駕籠(かご)ぐらいしかありませんでしたが、明治維新後の首都東京では、鉄道、人力車、乗合馬車が登場。明治15(1882)年から、馬車の走行経路に軌道を敷いた馬車鉄道が運行を開始しました。

馬車鉄道が結んだ東京の主要都市

日本最初の馬車鉄道として設立された東京馬車鉄道は、官設鉄道のターミナルである新橋駅前から、銀座、日本橋、上野を経由して、東京最大の繁華街であった浅草までを結ぶ、初の本格的な都市交通機関でした。当初は新橋と日本橋を結んで営業を開始し、約3か月後には日本橋~上野~浅草~日本橋の環状線も完成させました。

馬車鉄道の動力である馬が引き起こした問題

馬車をけん引する馬は2頭。全区間の所要時間は2時間程度で、料金は3区分制で1区あたり一等車3銭、二等車2銭でした。

ところが、馬を動力とする馬車鉄道は飼育に手間とコストがかかり、糞尿の散乱による衛生上の問題も発生したことにより、開業から10年ほどで動力を電気へと移行させる機運が高まってゆきました。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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