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関羽の死を巡る三国志諸作品の記述と関帝信仰

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月14日

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関羽の死を巡る三国志諸作品の記述と関帝信仰

関羽の死を巡る正史、演義、日本の三国志作品の記述には、それぞれの国の関帝信仰が影響を与えています。とくに関羽に対する信仰が根強い中国では、関羽を神として祭り上げる傾向が見られます。

◉正史と演義では、曹操自身が関羽を神として祭り上げています。

◉日本の三国志作品では、関羽の死に対する曹操の感想は、そっけない印象を与えます。

関羽の死の扱い:史実三国志

劉備(りゅうび)の益州(えきしゅう)領有に合わせて北上していた関羽(かんう)は、背後から孫権(そんけん)軍に襲われて戦死します。

関羽の首は、孫権から曹操(そうそう)へと送られました。劉備の復讐を曹操に向けるためです。曹操は、関羽の首を丁重に埋葬しました。孫権から関羽の首を送られた曹操が、諸侯の礼で関羽を葬ったことは、『三国志』関羽伝注引『呉歴(ごれき)』に記載される史実です。『三国志演義』も、曹操が、最後まで関羽に礼を尽くし敬(うやま)うことを止めず、自ら祭主となって関羽を祭り、荊王(けいおう)の位を遺贈(いぞう)したことを記しています。

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