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淡路島で線香づくりがさかんになったのは、あるモノが流れついたから! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月20日

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淡路島で線香づくりがさかんになったのは、あるモノが流れついたから!

戦前まで線香の産地といえば大阪の堺でしたが、現在は淡路島がトップの座にあります。香木などの原料がないのに線香づくりが広まった背景は、意外に奥が深いのです。

淡路島の線香は国内シェア7割!

国産の線香のじつに約7割は、淡路島で生産されています。島内でとくに工場が集中しているのが中部の西岸に面する淡路市の江井で、町中に良い香りが漂っています。

線香の材料となるタブの木、香料として使われる沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)、桂皮(けいひ)などは、島内で栽培されているわけではなく、大部分が輸入品です。しかし、この地とお香の縁は深いのです。

淡路島の線香にまつわるいい伝え

『日本書紀』によれば、飛鳥時代の595年、淡路島に沈香の流木が流れつき、燃やしたところ非常によい香りがしたので朝廷に献上したと伝えられています。江井から7kmほど北の淡路市尾崎には、この香木(こうぼく)を御神体にしたという枯木神社があります。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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