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群馬の地形と気候~なぜ夏はかなり暑いのに冬は寒い? 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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群馬の地形と気候~なぜ夏はかなり暑いのに冬は寒い?

いくつもの名峰がそびえ、それらの山々に囲まれた平野からなる群馬県。
夏は酷暑が続くのに、冬は寒いという極端な気候は、こうした地形がもたらしていました!

群馬の地形の特徴

群馬の地形は、大まかに「南の平地」「北・西の山地」の 2つに分けられます。群馬県南部には関東平野の北側にあたる平坦地が広がり、群馬県北部・西部には平野を囲むように起伏に富んだ山々がそびえ立ちます。

【群馬の地形がもたらす気候①】暖かい南風と猛暑

群馬の気候が「夏は暑く、冬は寒い」といわれるのは、こうした地形が関係しています。夏になると「群馬県南部や埼玉県北部で猛暑日!」などとニュースで取り上げられますが、おもに2つの理由が考えられます。

1つ目は、暖かい南風が吹き込むことです。本来、日射によって暖まりやすい陸地には、温度差による気圧差で海から冷涼な風が吹きます。海に近い土地ではこの風で気温が下がりますが、群馬に届くまで時間がかかるうえ、東京や埼玉の大都市で暖められた風が届くため、気温が上がりやすいのです。さらに大都市のヒートアイランド現象も影響していると考えられています。

【群馬の地形がもたらす気候②】フェーン現象と気温上昇

もう1つは、フェーン現象によるものです。上空の風が、関東平野の北・西側の山を日本海側から越えたあとに吹き降りてくることがありますが、地上は上空より気圧が高いので吹き降りることで空気が圧縮されて温度が上がります。このフェーン現象により、気温が上昇するのです。逆に冬は季節風の影響で、群馬県北部の山間部を中心に雪が多く降り、寒くなります。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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