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「信玄堤」と「万力林」は治水の礎!武田信玄が駆使したハイテク技術とは 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月16日

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「信玄堤」と「万力林」は治水の礎!武田信玄が駆使したハイテク技術とは

四方を高い山に囲まれ、河川の数が多い山梨県にとって水害は「宿命」でした。
人々の生活を守るため、治水に乗り出したのは武田信玄だったのです。

「信玄堤」と「万力林」がつくられることとなった背景

甲府盆地の東西には笛吹川と釜無川の二大河川が南流し、2つの川は盆地の南側で合流して富士川となります。そして、富士川は、長野県北部から諏訪湖付近を経由して山梨県南部に延びる活断層帯「糸魚川―静岡構造線断層帯」に沿って流下しています。多くの断層群の影響により流域が崩れやすいため、大雨となれば被害は避けられない地形なのです。

川の氾濫により甲府盆地の家や田畑は流され、人々の生活は水害の不安と隣り合わせ。長年の課題解決に立ち上がったのが、武田信玄でした。

1542(天文11)年に富士川の上流・釜無川と御勅使川(みだいがわ)が氾濫したことをきっかけに、治水工事を始めました。信玄は川が暴れそうな場所に、それぞれの地の利を生かした治水施設を置いたのです。

「信玄堤」と「万力林」がつくられることとなった背景
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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