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千葉の地形形成の原動力!房総沖のプレート3重点とは? 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2021年12月5日

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千葉の地形形成の原動力!房総沖のプレート3重点とは?

全体的に標高は高くありませんが、北から南へいくほど起伏に富んだ丘陵地帯が広がる千葉県。
地形形成には、プレート運動が大きく関与しているようです。

千葉の地形と特徴

千葉県の地形は、房総半島南部の安房丘陵(あわきゅうりょう)や上総丘陵(かずさきゅうりょう)、房総半島北部の下総台地(しもうさだいち)のほか、江戸川の東岸や九十九里に広がる平地(低地)に分けられます。

また、房総半島の沿岸部や丘陵地帯には、約6000年前からの海面変動や大地震により隆起した段丘などの地形が各所に見られます。千葉県の平均海抜高度は49mと全国最低ですが、南部が高く北部ほど低い特徴があります。

千葉の地形:銚子半島

銚子には千葉県最古、中生代ジュラ紀~白亜紀の地層がむき出しになっています。犬吠埼灯台下の地層は、「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」として国の天然記念物に指定されています。

千葉の地形:九十九里浜

北は刑部岬(旭市)から南は太東岬(いすみ市)へ至る、全長約66㎞の海岸。南北両端の岬(台地)が波に削られ、それが砂浜の元になりました。近年、砂浜の減少が著しくなっています。

千葉の地層:地磁気逆転地層(チバニアン)

養老川河岸(市原市田淵)の地層を分析した結果、直近の地磁気逆転が定説よりも1万年遅い約77万年前と判明。その地層が、更新世の前・中期を分ける目印であり、地質年代「チバニアン」が認められるかに注目が集まっています。

千葉の地形:南房総の海岸段丘

房総半島南部、千倉~館山にかけて発達する海岸段丘。高位から順に沼Ⅰ~ Ⅳ面に大別されます。巨大地震にともなう隆起によって形成されたもので、沼Ⅳ面は元禄地震によるものです。

千葉の地形:富津岬

東京湾へ突き出た約5㎞の細長い岬。小糸川河口から先端までの砂州と三角形状の沖積平野からなります。小糸川が運んできた土砂と海流、隆起などにより形成されました。

千葉の地形:埋立地 (人工地形)

千葉の沿岸部では、東京湾岸の三角州や砂浜海岸を埋め立てて人工海岸が造成されてきました。舞浜付近はかつて旧江戸川左岸の三角州でした。

千葉の地形に関係するプレートテクトニクスとは

大地の形成には、プレート運動が深くかかわっています。まずは、プレートテクトニクスという理論を紹介しましょう。

地球表面には、何枚もの厚くて固いプレート(地殻と上部マントル)が載っています。そして、海洋プレートの海洋地殻は、海嶺(かいれい)(海底火山)で生まれます。海洋プレートが移動して大陸プレートと衝突すると、プレート境界で海洋プレートは海溝へと沈み込みます。その場所を沈み込み帯と呼び、そこでは火山や造山活動、地震といった地学現象が引き起こされています。

千葉・房総半島沖のプレート3重点

房総半島の沖合では、北にある北米プレートへ南からのフィリピン海プレートが沈み込み、さらにそこへ東からの太平洋プレートが沈み込んでいます。そこは3つのプレートが重なるプレート3重点で、世界的にもめずらしいプレートがひしめき合う場所です。

この境界域で起こる現象が、千葉の大地を生み出す原動力になっているといってもいいでしょう。房総半島は太古、南から北へ隆起していき、約50万年前に半島の原型ができたと見られています。

半島南部の館山地域や安房丘陵は、約900万~50万年前の地層でできていて、地殻変動により激しく変形しています。これは、プレートの沈み込み帯に位置し、巨大な力を受け続けているためです。

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【注目1】千葉の地質・地形を徹底分析

・市原市を流れる養老川河岸の露頭に約77万年前の地層チバニアン発見!
・恐竜時代の岩石がむき出しの見て楽しい銚子のジオ巡り
・火山がない県なのに鴨川に海底火山が流出?
・繰り返される巨大地震の爪痕・南房総に発達する海岸段丘
・鋸山の絶景をつくった「房州石」とはどんな石?

・・・などなど、千葉のダイナミックな自然の成り立ちを解説。

【注目2】古代から中世、江戸時代、近現代の千葉の歴史を一望

・ふたつの大型環状貝塚からなる巨大な加曾利貝塚の謎
・32基もの古墳がつくられた富津の内裏塚古墳群とは?
・鴨川市小湊がゆかりの地、高僧・日蓮の波乱に満ちた生涯
・坂東太郎の流れを変えた徳川家康の利根川東遷
・日本地図を完成させた佐原村の名主・伊能忠敬の素顔
・廃藩置県で26県もあった千葉県域をどうやって統一?

・・・などなど、千葉の歴史のポイントがわかる。

【注目3】千葉を駆け巡る鉄道網をはじめ、千葉で育まれた文化や産業を紹介

・民鉄最高速160キロでスカイライナーが走れる理由
・成田空港線の高架橋は成田新幹線の遺構だった
・登山鉄道も計画された小湊を目指した小湊鉄道
・かつて千葉市の中心駅は京成千葉駅だった!?

・・・などなど、千葉を走る鉄道網の秘密に迫る。

また、銚子港が水揚げ量日本一を誇る理由や明治期最先端の土木技術が光る海の要塞・第二海堡とは?、皐月賞や有馬記念の舞台として知られるJRA中山競馬場の誕生秘話・・・など、千葉県にまつわる文化・産業の面白話もたっぷりと紹介します。

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