フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  関東 > 千葉県 >

千葉の地形に関係するプレートテクトニクスとは

大地の形成には、プレート運動が深くかかわっています。まずは、プレートテクトニクスという理論を紹介しましょう。

地球表面には、何枚もの厚くて固いプレート(地殻と上部マントル)が載っています。そして、海洋プレートの海洋地殻は、海嶺(かいれい)(海底火山)で生まれます。海洋プレートが移動して大陸プレートと衝突すると、プレート境界で海洋プレートは海溝へと沈み込みます。その場所を沈み込み帯と呼び、そこでは火山や造山活動、地震といった地学現象が引き起こされています。

千葉・房総半島沖のプレート3重点

房総半島の沖合では、北にある北米プレートへ南からのフィリピン海プレートが沈み込み、さらにそこへ東からの太平洋プレートが沈み込んでいます。そこは3つのプレートが重なるプレート3重点で、世界的にもめずらしいプレートがひしめき合う場所です。

この境界域で起こる現象が、千葉の大地を生み出す原動力になっているといってもいいでしょう。房総半島は太古、南から北へ隆起していき、約50万年前に半島の原型ができたと見られています。

半島南部の館山地域や安房丘陵は、約900万~50万年前の地層でできていて、地殻変動により激しく変形しています。これは、プレートの沈み込み帯に位置し、巨大な力を受け続けているためです。

『千葉のトリセツ』好評発売中!

日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。本書では千葉県の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!

●収録エリア:千葉県全域

【注目1】千葉の地質・地形を徹底分析

・市原市を流れる養老川河岸の露頭に約77万年前の地層チバニアン発見!
・恐竜時代の岩石がむき出しの見て楽しい銚子のジオ巡り
・火山がない県なのに鴨川に海底火山が流出?
・繰り返される巨大地震の爪痕・南房総に発達する海岸段丘
・鋸山の絶景をつくった「房州石」とはどんな石?

・・・などなど、千葉のダイナミックな自然の成り立ちを解説。

【注目2】古代から中世、江戸時代、近現代の千葉の歴史を一望

・ふたつの大型環状貝塚からなる巨大な加曾利貝塚の謎
・32基もの古墳がつくられた富津の内裏塚古墳群とは?
・鴨川市小湊がゆかりの地、高僧・日蓮の波乱に満ちた生涯
・坂東太郎の流れを変えた徳川家康の利根川東遷
・日本地図を完成させた佐原村の名主・伊能忠敬の素顔
・廃藩置県で26県もあった千葉県域をどうやって統一?

・・・などなど、千葉の歴史のポイントがわかる。

【注目3】千葉を駆け巡る鉄道網をはじめ、千葉で育まれた文化や産業を紹介

・民鉄最高速160キロでスカイライナーが走れる理由
・成田空港線の高架橋は成田新幹線の遺構だった
・登山鉄道も計画された小湊を目指した小湊鉄道
・かつて千葉市の中心駅は京成千葉駅だった!?

・・・などなど、千葉を走る鉄道網の秘密に迫る。

また、銚子港が水揚げ量日本一を誇る理由や明治期最先端の土木技術が光る海の要塞・第二海堡とは?、皐月賞や有馬記念の舞台として知られるJRA中山競馬場の誕生秘話・・・など、千葉県にまつわる文化・産業の面白話もたっぷりと紹介します。

『千葉のトリセツ』を購入するならこちら

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。
1 2

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  関東 > 千葉県 >

この記事に関連するタグ