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【大阪の軍事遺跡】西淡路高射砲台跡がある大阪市東淀川区

大阪市東淀川区に残る西淡路高射砲台跡は、陸軍が1935年ごろに建設した高射台の跡地です。1945年、鉄筋コンクリート製の砲台に野戦高射砲6基が備えられ、2階建ての指揮所も設けられました。戦後に解体されましたが、2019年まで残っていました。なお、解体された砲のうち1基は鉄工所の一部として転用されていました。

【大阪の軍事遺跡】大阪警備府軍需部安威倉庫跡地がある茨木市安威

茨木市安威には、大阪警備府軍需部安威倉庫跡地が現存しています。大阪警備府とは、海軍が設けた商港の警備にあたる部署のこと。1944年秋から冬にかけて、海軍向け物資(被服、缶詰、工事用具など)の保管用トンネルの掘削が開始されました。地下トンネル3カ所、地上倉庫9棟、兵舎などが置かれました。

現存している地下壕口は私有地に位置するため、見学には所有者の許可が必要です。

【大阪の軍事遺跡】陸軍飛行学校分教所の門柱の一部が残る泉佐野市

関西国際空港のある泉佐野市には、陸軍の飛行場が存在しました。三重県の明野にあった陸軍飛行学校の分教所として建設され、現在は門柱の一部が残っています。

大阪のおもな軍事遺跡

大阪のおもな軍事遺跡

高槻市の「タチソ」って何?

高槻市北東部、JR高槻駅から北へ約4 ㎞の位置ある成合地区に、陸軍が軍事的な利用を目的に秘密裡に建設した地下軍事倉庫、通称「タチソ」の石碑が立っています。

タチソは、「高槻」「地下」「倉庫」の頭文字を取ってつけられた暗号です。1944年に地下軍事倉庫の建設計画が進められ、高槻市の山中で建設されたといいます。「といいます」と曖昧な表現を用いたのは、敗戦後、資料が焼却処分されてしまったため、全容が不明だからです。その石碑の図に記された地下軍事倉庫跡地は現在、私有地となっています。

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【見どころ―目次より抜粋】
Part.1:地図で読み解く大阪の大地
大阪の歴史は水を起源とするとされる理由
大阪府の属する関西・近畿・畿内の違い
こんなに違った古代の大阪! 消えた河内湾と河内湖 ほか

Part.2:大阪を駆ける充実の交通網
西国へ、京都へ、熊野へ府下を通る旧街道の痕跡
どの道路が、なぜ混むのか?大阪の道路網の現状
徹底比較! 大阪の私鉄(阪急電鉄と阪神電鉄、京阪電気鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道) ほか

Part.3:大阪の歴史を深読み!
幕府軍が落とせなかった千早赤坂城の秘密
織田信長に恭順して残された富田林寺内町
天下の台所として日本経済を支えた中之島 ほか

Part.4:大阪で生まれた産業や文化
ダイハツ、パナソニック・・企業城下町の今
万博、花博、EXPO2025など国際博覧会の最多開催地・大阪
偉人たちが好んで食したなにわの伝統野菜 ほか

<コラム>
データで分かる74市区町村 人口と所得、観光、工業・農業・漁業
絵図で見る 大阪の川と「八百八橋」
鳥瞰図で見る 100年前がわかる大阪市パノラマ地図
鳥瞰図で見る 吉田初三郎が描いた90年前の大阪府
鳥瞰図で見る 大阪周辺にある歴代天皇・皇族の陵墓
絵図で見る 大坂冬の陣における諸将の配置
一見の価値あり! ヘンチクリンな建築物

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