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琉球列島はプレート運動と気候変動により激しく変化してきた 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月21日

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琉球列島はプレート運動と気候変動により激しく変化してきた

琉球列島は、誕生から現在まで、さまざまに形を変えてきました。その背景には、地球的な地殻変動と気候変動に加え、南洋ならではの気候がありました。

琉球列島は大陸の辺縁部にあった?

琉球列島は、中世代の白亜紀末から新生代の古第三紀(こだいさんき)(約1億4500万~2300万年前)には、大陸の辺縁部にあったと考えられています(図1)。この地層は、大陸の東にある海溝に北上する海洋プレートが沈み込めずにはぎ取られ、陸側に押しつけられてできた付加体(ふかたい)です。海底にあった付加体は、やがて隆起して大陸の一部となり、のちの琉球列島の骨格になりました。

琉球列島の変遷に影響したプレートやトラフ、海溝の概念図。フィリピン海プレートは、現在も年に7㎝ずつ北西に移動し琉球海溝で沈み込んでいます。沖縄トラフは年に1~5㎝ずつ拡大しています。

これまで大陸の縁にあった琉球列島の先島(さきしま)地方が、大陸から離れたあと、やがてその裂け目に海が侵入しました。火山活動が活発になり、久米島付近で火山が噴火。大東島は環礁(かんしょう)になります。
神谷厚昭『地層と化石が語る琉球列島三憶年史』(2015年)を参考に作成。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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