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板付遺跡を巡ろう~日本最古の農耕集落といわれている福岡の遺跡~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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板付遺跡を巡ろう~日本最古の農耕集落といわれている福岡の遺跡~

板付(いたづけ)遺跡は九州で最初に稲作が伝わったといわれている、日本最古の農耕集落のひとつです。現在、その中心部は史跡公園「板付弥生のムラ」として多くの市民や考古学ファンに親しまれています。

板付遺跡はどんな遺跡?

板付遺跡は、福岡市博多区板付2・3丁目、福岡空港にほど近い住宅街の中にあります。

昭和25(1950)年、地元で仕立て屋を営む傍ら、北部九州の遺跡の踏査を行っていた中原志外顕(なかはらしげあき)氏は、現在の板付遺跡内のゴボウ畑から、刻目突帯文土器(きざみめとったいもんどき)と遠賀川式土器を同時に採集しました。当時、縄文時代晩期の土器で、のちに夜臼(ゆうす)式土器とよばれる刻目突帯文土器と、のちに板付式土器とよばれる遠賀川式土器は同時に出土することはないとされており、中原氏による発見は考古学の通説を覆す大発見であり、板付遺跡が弥生時代のはじまりを解明する重要な遺跡であることを物語っていました。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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