庄内川や木曽川が上流から運んできた土砂が堆積してできた肥沃な平野。

西縁は養老断層によって沈降が激しく、また、東縁の名古屋市や春日井市などには段丘（台地）が形成されています。

平野南部には、伊勢湾臨海部（工業地帯）での揚水量の多さなどから地盤沈下が進んだ海抜ゼロメートル地帯が存在します。

尾張丘陵の延長にある丘陵。半島先端の南西部が丘陵頂部（標高110～130m）で、その北から半島付け根に向け高度を下げていきます。

地殻変動によって隆起した半島であり、南部に分布する師崎層群と呼ばれる地層からは世界的に貴重な深海生物化石群が産出します。

標高1415m、北設楽郡豊根村と長野県下伊那郡根羽村にまたがる愛知県最高峰。

約1500万～1300万年前（新第三紀）に存在した設楽火山の活動によって形成された、玄武岩や安山岩などからなる山です。

半島東側、静岡県御前崎から伊良湖岬にかけた約110 ㎞の海岸線が遠州灘。対する三河湾側は、小さな湾入があり凹凸に富んでいます。半島の大半は標高100m未満の大地で、全体に東から西へ傾いています。

標高695m。中腹付近には鳳来寺が立ちます。鏡岩など美しい岩肌を露出した姿は、古くから信仰の対象となりました。

底部は砂岩・泥岩の海成層ですが、上部は、茶臼山同様に設楽火山由来の火成岩、松脂岩（ピッチストーン）などからなります。

・山地の三河と低地の尾張、愛知県が東高西低なわけ
・1500万年前の奥三河には富士山級の大火山があった！
・自然の断崖が名城を守る！大地の端に築かれた名古屋城
・西南日本を分断する大断層、中央構造線が奥三河に露出!
・知多半島の南部の地層で産する、美しく多様な深海生物化石群
・県内の死者予測は2.9万人、南海トラフ地震とは何か？
・伊勢湾台風がもたらした高潮ほか大被害のメカニズム

・・などなど愛知のダイナミックな自然のポイントを解説。

・愛知県の鉄道の始まりに名古屋駅は存在しなかった!?
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・飯田線には昭和晩年まで東西の名車が集結していた!?
・線路やホーム跡が現存する奥三河の秘境鉄道・田口鉄道

…などなど、意外と知られていない愛知の鉄道トリビアを厳選してご紹介。

・大集落の朝日遺跡が教える縄文から弥生への移り変わり
・東海地方最大の前方後円墳、断夫山古墳が示唆するもの
・須恵器の猿投窯に始まり中世に発展した愛知の窯業
・応仁の乱の発端となった大激戦は尾張と三河の守護職争い!?
・信長が少ない軍勢で挑んだ桶狭間の戦い勝利の裏側
・家康後の岡崎城主・田中吉政が築いた岡崎二十七曲りとは？
・都市ごと清洲から名古屋へ移転した清洲越えがすごい！
・廃藩置県後の県域には12県、愛知県はどのようにして誕生？

・・・などなど、興味深いネタに尽きない愛知の歴史。知れば知るほど愛知の歴史も面白い。