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【静岡県民の所得】県内で所得が多いのはどこ?

次に県内市町間の所得の差異についてみてみましょう。市町民所得の金額を市町別にみると、浜松市が2.6兆円、静岡市が2.5兆円で、他市に比べて大きくリードしています。

しかし、人口を除した「一人当たりの市町民所得」になると、もっとも高いのは長泉町で4,412千円、次いで小山町の4,304千円となっています。県の平均が3,388千円なので、約1.3倍の水準です。

長泉町は太平洋ベルト地帯に位置し、豊富な地下水と交通の便のよさから、県下でも有数の工業に特化した町です。化学工業等の大手企業が多く立地し、労働生産性の高さがこの結果につながったと考えられます。そのほか、湖西市や裾野市なども第二次産業の割合が多いため、上位にランクインしています。

【静岡県民の所得】県内で所得が多いのはどこ?
出典:静岡県「平成29年度しずおかけんの地域経済計算」総務省「平成27年国勢調査」

※一人当たり市町民所得は、市町別の市町民所得を各市町の総人口で除したもの。

【静岡県民の所得】失業率の高い地域と改善対策

一方、低位にある市町は200万円前後となっており、その多くは伊豆地域の市町です。トップと比較すると5割に満たない地域もあり、明らかに大きな差異が認められます。

これらの市町は、完全失業率も高い傾向があり、また、特に伊豆半島南部は人口における高齢者の割合も全国や県平均を大きく上回るため、若者を定住化させ町の活気を取り戻すための対策が急務となっています。

【静岡県民の所得】失業率の高い地域と改善対策
出典:総務省「平成27年国勢調査」

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Part.1 地図で読み解く静岡の大地

・富士山が標高日本一、駿河湾が深海日本一になった理由
・南から来た、火山の贈り物、伊豆半島ジオパーク
・交通の難所「大崩海岸」は海底噴火によって作られた!
・「日本三大人工美林」数えられる天竜の杉林は川の氾濫に関係があった?
・磐田市にトンボの楽園があった!
・湖?川?海?浜名湖の正体を探れ!
・世界遺産「三保松原」は江戸時代に「島」から「半島」になった!

などなど静岡のダイナミックな自然のポイントを解説。

Part.2 静岡を駆け抜ける鉄道網

・静岡県の鉄道の歴史は沼津市内の貨物線から始まった
・かつては「東海道本線」だった由緒正しき(?)御殿場線
・JRと私鉄が一体となって形成する伊豆半島東海岸の鉄道ルート
・意外なエピソードを秘めた東海道本線・静岡鉄道の並行区間
・「政令指定都市・静岡」の市内も走る山岳鉄道、大井川鐵道井川線
・軍事上の要請が背景にある天竜浜名湖鉄道(旧国鉄二俣線)のルート

などなど静岡ならではの鉄道事情を網羅。

Part.3 静岡で動いた歴史の瞬間

・静岡最古の古代人は愛鷹山付近にいた!
・日本考古学の聖地・登呂遺跡
・日本書紀に見る静岡とヤマトタケルの伝説
・源頼朝も流された流刑地伊豆
・下田が開港の舞台になったのはなぜか
・江戸城よりも大きかった駿府城天守台
・日本にたった一つしかない形の城・田中城
・家康の遺体は日光ではなく久能山にある?
・徳川慶喜と渋沢栄一の意外なつながり

などなど、激動の静岡の歴史に興味を惹きつける。

Part.4 静岡で育まれた産業や文化

・模型の首都!静岡が生まれたワケ
・バイクに楽器。浜松のものづくりは綿花の栽培から
・ボールは友達!サッカー王国しずおか
・富士山麓の湧水が育てた製紙業
・月ではなく富士山に帰ってしまう「かぐや姫」
・仏教界のスーパースター空海が静岡に残した伝説

…などなど静岡の発展の歩みをたどる。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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