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福岡の中世の歴史~貿易都市、蒙古襲来、博多焼失…。激動の時代を振り返る~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

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福岡の中世の歴史~貿易都市、蒙古襲来、博多焼失…。激動の時代を振り返る~

鎌倉時代の福岡は一大貿易都市として栄えました。その後は蒙古襲来、博多焼失、そして秀吉による再建と、めまぐるしい変化が起こっていました。

福岡の中世の歴史①:源平合戦と残された伝説

1185年、現在の山口県下関市で壇ノ浦の戦いが起こり、当時8歳だった安徳天皇は海中に身を投じ、平知盛(とももり)、教盛(のりもり)ら平家の多くは入水あるいは捕らえられ平家は滅亡しました。安徳天皇は龍神の申し子になったと信じられ、久留米市の水天宮に水除けの神様として祖母にあたる二位の尼とともに祀られています。ほかにも、平家にまつわる伝説は数多く残っており、平知盛らとともにひそかに英彦山に逃れた安徳天皇は、のちに宗像市鐘崎に潜み、ここから対馬へ渡り対馬の宗氏となったという説もあります。

源平合戦で平家方についた九州の大豪族は所領を没収されるなど、厳しい処罰を受けますが、宗像氏、筥崎宮宮司秦親重などの郡司、郷司、名主といった中小勢力の武士に対しては反抗の咎めはありませんでした。

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