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秋田内陸縦貫鉄道の歴史

秋田内陸縦貫鉄道は、阿仁合線が1934(昭和9)年12月に鷹巣〜米内沢(よないざわ)間を開業させたのが始まりで、翌年11月に阿仁前田(あにまえだ)駅まで延伸し、1936(昭和11)年9月に阿仁合駅まで開業。これから先は時間を要し、1963(昭和38)年10月に比立内に達しました。

いっぽう、角館線はさらに遅く、1970(昭和45)年11月に角館〜松葉間が開通。こうして秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線は全通、開業の運びとなりました。

秋田内陸縦貫鉄道の車両の変遷

秋田内陸縦貫鉄道の開業時は、2路線に分断されていたこともあり、国鉄から買い入れたキハ22形気動車で運行し古さが否めませんでしたが、全通にともない新潟鐵工所の軽快気動車を導入し車両を一新。

さらに、前面展望タイプで流線形のAN-8900形を全線走破する急行「もりよし」を導入。これは、女性アテンダントが乗務することでも注目されました。また、2000(平成12)年には、窓を拡大し天窓も設けられた展望車、AN-2000形が増備されています。

秋田内陸縦貫鉄道で人気のイベント列車や観光列車

秋田内陸縦貫鉄道は「スマイルレール」の愛称で親しまれ、沿線の魅力に触れる楽しいイベント列車が現在まで多数運転し、利用者の人気は上々です。沿線の伝統食材をふんだんに使い、車内で郷土料理を供する「山のごちそう列車」や秋田のワインを味わう列車、農家レストラン「ごっつお玉手箱列車」など工夫にあふれた列車は話題を呼ぶものばかりです。

沿線の風景も美しく、雄大なトラス鉄橋を筆頭に「秋田内陸線八景」を選定し、ビューポイントには観光客が訪れます。途中の前田南駅は、2016(平成28)年8月に公開された大ヒットアニメ映画『君の名は』に登場する架空の駅のモデルとされ、ファンが巡礼する聖地にもなっています。秋田内陸縦貫鉄道の公式キャラクター「じゅうべぇ」「ないりっくん」も人気です。

観光列車として改造された車両も多く、秋田内陸縦貫鉄道の開業30周年を記念し、AN-8900形は「笑EMI」として2020(令和2)年2月より運行を開始。2021(令和3)年2月からは、展望車のAN-2000形が改修され「秋田縄文号」として運転を開始。いずれも大変好評です。

秋田内陸縦貫鉄道

住所
秋田県仙北市角館町角館駅~秋田県北秋田市 鷹巣駅
交通
秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線角館駅からすぐ
料金
乗車料=区間により異なる/ホリデーフリーきっぷ全線タイプ(土・日曜、祝日)=大人2000円、小人1000円/角館駅~鷹巣駅=1670円/片道寄り道きっぷ=大人1800円、小人900円/ウイークデーフリーきっぷ=大人2500円、小人1250円/ファミリーレジャーきっぷ(大人のみ、指定日から3日間有効、1枚につき小人1名同伴可)=大人4000円/(障がい者割引あり)

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・秋田県の地形総論
・火山の痕跡や地殻変動を体感!男鹿半島ぐるり1周ジオ巡り
・世界最大の二重カルデラ湖「十和田湖」はどうやって生まれた?
・地下にかつての雄物川の流路!? 秋田平野が形成の驚きのしくみ
・黒川や雄物川流域に油田続々!秋田ではどうして油が採れる!?
・ブナ林が発達し海成段丘が縁取る 起伏が激しい白神山地の形成史
・美しき田園・象潟の九十九島は鳥海山の山体崩壊でできた
・大館・鷹巣・鹿角盆地と能代平野 米代川流域に形成された地形の謎

Part.2 秋田を駆ける充実の交通網

・全国2番目のミニ新幹線、E6系「こまち」が走る秋田新幹線
・一部レール幅を変えて新幹線もいく!福島~青森を結ぶ幹線・奥羽本線
・新津~秋田を結ぶ日本海側の動脈 寝台特急「日本海」も走った羽越本線
・米代川に沿って走る本州横断線 スイッチバックも見事な花輪線
・東能代~川部を結ぶ絶景ローカル線 「リゾートしらかみ」が走る五能線
・鷹巣と角館を結ぶ旧国鉄角館線 秋田内陸縦貫鉄道は見どころ満載!
・釜石~横手~本荘を結ぶ大計画も!? 由利高原鉄道鳥海山ろく線がすごい
・小坂鉱山の鉱石輸送のため開業 旅客輸送も担った幻の小坂鉄道/昭和40年代に消えたローカル私鉄 羽後交通の雄勝線・横荘線とは?

Part.3 秋田の歴史を深読み!

・秋田の古代史総論
・大型住居跡やストーン・サークルなど秋田県の縄文遺跡がおもしろい!
・出羽柵が遷置・整備されて秋田城と呼ばれるようになった
・奥羽を支配した出羽の豪族・清原氏が後三年の役により滅亡
・秋田の中世史総論
・八郎潟東岸を拠点とする大河兼任が鎌倉幕府に対して反乱を起こす
・秋田の近世史総論
・佐竹氏の入部以降、鉱山開発が進み鉱業が秋田藩の財政を支えた
・古来より栄えていた舟運に加え街道が整備され交易が盛んに!
・近現代史総論/奥羽越列藩同盟を離脱し新政府側へ 秋田藩の戊辰戦争と戦後のゆくえ
・日本最後の空襲となった土崎空襲 どうして土崎港が狙われたのか?

Part.4 秋田で育まれた産業や文化

・全国屈指の産油量だった秋田県がシェールオイルの開発・商業生産へ
・秋田港、船川港、能代港 三つの重要港湾が海上輸送網の拠点
・国内有数の米どころ・秋田県は農業産出額の5割以上を米が占める
・かつては国内2位の広さを誇る湖!? 八郎潟の干拓と大潟村の歴史
・古来より建材や工芸品に用いられた秋田杉の活用と保存の取り組み
・日本のロケット発祥の地は秋田県の道川海岸だった!
・地熱発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入が加速
・県内各地で伝承されている民俗芸能 国指定重要無形民俗文化財は国内最多!

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