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四隅突出型墳丘墓と加茂岩倉遺跡から出土した39の銅鐸 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月17日

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四隅突出型墳丘墓と加茂岩倉遺跡から出土した39の銅鐸

古代は出雲が日本の大都市のひとつでした。その時代の出雲はどのような様子だったのでしょうか。発掘調査の結果からみていきましょう。

四隅突出型墳丘墓とは?

島根県、とくに出雲地方の歴史といえば古代が最も注目される時代です。出雲地方を代表する出雲大社の横に島根県立古代出雲歴史博物館という島根県内最大の博物館があることからも、関心の高さがわかります。

そんな古代の出雲地方にある特徴的な墓が「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」です。コタツに布団をかけたような形をしており、四隅が突き出し、石が貼られています。当初は四角形で角に石が貼られているだけでしたが、時代が進むごとに突き出していきました。その理由については諸説ありますが、中心に登るための道路として利用されたという説が有力です。

四隅突出型墳丘墓は出雲から日本各地に伝播

青銅器遺跡を利用した祭祀(内容は不明)を行なう時代(紀元前3世紀ころ~紀元後4世紀ころ)から、巨大な墓を造り葬儀を行なうようになったのは出雲が始めだといわれています。四隅突出型墳丘墓は朝鮮半島の影響を受け発展し、出雲から広島県や鳥取県、北陸地方に伝播したと考えられています。島根県には前方後円墳も含めると約5000基の古墳が存在しています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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