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源為朝はどんな人物だったか?~九州を支配し朝廷相手に大立ち回りを演じた武将の生涯 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

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源為朝はどんな人物だったか?~九州を支配し朝廷相手に大立ち回りを演じた武将の生涯

今もなお、雁回山の伝説として語り継がれる平安時代末期の暴れん坊と言えば、源為朝です。彼はいったいどんな人物だったのでしょうか?

源為朝の居城があったとされる雁回山の現在の姿

現在、熊本県民の憩いの森として愛されている雁回山自然公園(熊本市南区富合町木原)には、四季折々美しい景観が楽しめる遊歩道が設置されています。雁回山の頂上(314m)までの距離は約1.3㎞で、ゆっくり歩いても約1時間で登ることができ、頂上の展望所からは阿蘇山、有明海、八代海を一望することができます。また、途中で小川のせせらぎを聞いたり、野鳥、野うさぎなどに出会えるチャンスもあります。

山麓には日本三大不動尊のひとつとされる木原不動尊や、熊本県下で最初の重要文化財となった朱塗りの楼門がある六殿神社のほか、日本最大級の塚原古墳公園、国指定史跡の御領(ごりょう)貝塚などもあります。

雁回山の見どころ:木原不動尊(きはらふどうそん)

正式名称は「雁回山 長寿寺」といい、天台宗に属する比叡山延暦寺の末寺です。ご本尊は天台宗開祖・最澄が一刀三礼して刻んだと伝えられる不動明王立像で、千葉県成田市の成田山新勝寺(成田不動尊)、東京都目黒区の瀧泉寺(目黒不動尊)と並ぶ日本三大不動尊のひとつで、九州三十六不動霊場の第19番札所となっています。

雁回山の見どころ:六殿神社(ろくでんじんじゃ)

六殿神社の楼門は、1907(明治40)年に、熊本県下の建造物としては最も早く国の重要文化財の指定を受けました。1178(治承2)年に平清盛の子である平重盛が、自身の祈願所であった武蔵国の六孫王大権現を勧請したことにはじまるとされる他、木原山に城を築いた源為朝(鎮西八郎)の創建という説や平安末期に当地を治めていた木原氏の創建という説もあります。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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