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媽祖巡行~航海の女神「媽祖」と歩く340km!台湾最大の宗教行事

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月23日

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媽祖巡行~航海の女神「媽祖」と歩く340km!台湾最大の宗教行事

台湾を代表する宗教行事として「媽祖(まそ)巡行」を挙げる人は少なくありません。
媽祖は「親しまれる女神」。キャラクター化されることも多い神様です。
台湾の人々に最も親しまれる航海の女神、媽祖とは? そして、信仰によって培われる台湾人の気質とは?深堀りしていきましょう。

媽祖(まそ)とは

台湾で最も親しまれている祭神は航海の女神と称される「媽祖(まそ)」です。
台湾では全島各地に媽祖を祀る廟(びょう)があり、特に台湾西部においては「媽祖廟のない町はない」とまでいわれます。大甲媽祖の本尊は社会的影響力も大きい存在で、台湾西部にはいくつかの本山があります。この媽祖信仰は人々の暮らしにもしっかりと根付いており、旧暦3月23日の媽祖生誕日の前後には各地で盛大な祭典が行われます。

媽祖は実在した女性

媽祖は宋の時代に実在した人物です。道教では実在の人物が神格化されることは珍しくなく、媽祖も福建(ふっけん)の湄州(びしゅう)に暮らした林黙娘(リンモーニャン)という少女の化身です。
黙娘は16歳で神通力を得て、村人の病を治すなど数々の奇跡を起こしました。しかし、あるとき、漁に出た父親が遭難し、黙娘は跡を追って海に身を投げてしまいます。その後、人々は媽祖の名で彼女をあがめるようになったのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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