フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  海外 > 北アメリカ >

ニュージャージー州の政治

ニュージャージー州の選挙人の数は、14人です。1992年以降は民主党が勝利しています。急増するヒスパニックの影響が強く、マイノリティー向けの政治が支持されている模様です。

ニュージャージー州はアメリカらしい混沌を抱える州

ニューヨーク市で働き、仕事が終わると橋を渡るかトンネルをくぐるかしてハドソン川を越える。するとそこは我が家があるニュージャージー。ニュージャージー州はベッドタウンとして大きくなった性格上、あらゆる国の、あらゆる階層の人々がごったに暮らしています。

ニュージャージー州の面積は4番目に小さいことが手伝い、人口密度はトップクラスです。
最初に恒久的な入植を試みたヨーロッパ人は1660年のオランダ人。その後すったもんだの末にイギリスの管理下に。ですが、そのイギリスもこの州を舞台とした独立戦争の重要な戦い(トレントンの戦い、プリンストンの戦い)で敗れ去り最後に新生アメリカ人が残ったのでした。

ニュージャージー州を知るキーワード

ニュージャージー州のキーワード:ジョージワシントン橋

ニューヨークのマンハッタン島への吊り橋。他の橋やトンネル同様に通行料を取っています。2020年1月に1ドル値上げされ、料金は一般車両で16ドル

ニュージャージー州のキーワード:ダイナーの都

500以上のダイナーがあるニュージャージー州。ダイナー用の建物をオマホニー社が2000戸以上造り広めました。客は、大衆食堂を求めた移民労働者たちでした。

ニュージャージー州のキーワード:プリンストン大学

アイビーリーグの超難関。世界の名門大学ランキングで常に上位に入ります。大統領からアマゾン創業者まで世界を変える卒業生を多数輩出している大学です。

ニュージャージー州のキーワード:ジョーズ

スピルバーグが制作したこの大ヒット低予算映画は、ニュージャージー州の浜で実際に起きた1916年のサメ襲撃事件に着想を得た話だといいます。

ニュージャージー州のキーワード:ヒンデンブルク号爆発事故

1937年、30以上の客室があるドイツの大型旅客飛行船がニュージャージー州のレイクハースト空港で爆発炎上しました。これがきっかけで飛行船の黄金時代に幕が下りることになりました。

ニュージャージー州のキーワード:ブルーベリー農場

ブルーベリー栽培を確立した立役者の一人は、ニュージャージー州出身のホワイト女史。今でもニュージャージー州南部ではブルーベリーの栽培が盛んです。

ニュージャージー州のキーワード:キャンベル

おしゃれな缶で有名なスープ会社。本社があるカムデンは、川を挟んだフィラデルフィアのベッドタウン。近年は犯罪都市の汚名返上しています。

ニュージャージー州のキーワード:アトランティックシティのカジノ

ニュージャージー州の経済を盛り立てるための一手として、1980年代に造られたカジノの街。トランプ大統領のカジノも多数ありましたが、今は半ばゴーストタウン

ニュージャージー州のキーワード:ケープ・メイ

老舗ビーチリゾート。ボードウォークを歩き、カニ狩りをして、動物園でヒョウに会い、ワイナリーを見学できます。もはや何でもあり。

ニュージャージー州のキーワード:デラウェア川を越えるワシントン

独立戦争中の1776年、ワシントンの一軍が夜中にデラウェア川を渡ってトレントンのイギリス軍を急襲しました。この勝利で大陸軍の士気は大いに高まったのでした。

ニュージャージー州の著名人

ニュージャージー州の著名人ポップシンガー フランク・シナトラ

フランク・シナトラは、ニュージャージー州ホーボーケン生まれ。『マイ・ウェイ』は、世界中のカラオケで人気です。裏社会との噂が絶えず、歌がうまいマフィアと陰口を叩かれました。(1915~1998)

ニュージャージー州の著名人歌手・女優 ホイットニー・ヒューストン

ホイットニー・ヒューストンは、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。ゴスペルで鍛えた歌唱力と、主演映画での熱演で『I Will Always Love You』(エンダ~の曲)が大ヒットしました。(1963~2012)

『地図でスッと頭に入るアメリカ50州』好評発売中!

“合衆国”というように50州からなるアメリカは、それぞれが独自の州憲法、政府組織を持ち、強い個性を放つ、いわばモザイク国家。それだけにアメリカの素顔は日本人にはなかなかわかりにくいもの。アメリカを知るには俯瞰的に眺めるのではなくそれぞれの州について知らないと、国の姿が見えてこないのです。本書では、それぞれの歴史や特徴を豊富なイラストとともに紹介。
さらには、日本でも毎回大きく報じられる4年ごとの大統領選挙について、各州のページで選挙人の数と民主党と共和党どちらが優勢であるか(2020年7月時点)を説明し、巻末には、大統領選挙のしくみ解説や歴代大統領のデータなども掲載。大統領選への理解も深まります。

【見どころ―目次より抜粋】

1章 北東部
■各州紹介
■<歴史解説>自由と仕事を求めた移民たちが、多民族国家アメリカを形成していった。
■<歴史解説>アメリカの根底にあるゴーウエスト思考、東海岸から始まった領土拡大の歴史。
■<コラム>4大プロスポーツのチームがない州

2章 南部
■各州紹介
■<歴史解説>南北戦争とリコンストラクション 敗北した南部州は深い傷を負った
■<歴史解説>人種差別を跳ね返した公民権運動 キング牧師の夢が叶う日はいつ
■<コラム>地下鉄道

3章 中西部
■各州紹介
■<歴史解説>アメリカ2大政党、民主党と共和党はいかにして今日の姿になったのか
■<コラム>アメリカの地勢

4章 西部
■各州紹介
■<歴史解説>銃による犯罪、学校や公共施設での銃乱射事件が止まらない。それでも銃規制が進まない理由。
■Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)

巻末資料
■<大統領選挙しくみ解説>民意がストレートに反映される国政、一年かけて国民が自らのリーダーを選ぶ
■歴代大統領
■人口ランキング
■面積ランキング
■銃規制(拳銃の公然携行の可否)/同性婚
■死刑の存続と廃止/消費税率(セールス・タックス)

【監修者】デイビッド・セイン

アメリカ生まれ。証券会社勤務を経て来日。30年以上にわたり翻訳や英語指導に従事、自身が代表を務めるAtoZ 英語学校で教鞭をとるかたわら、英語学習執筆、教材プロデュース、Webコンテンツ制作、動画制作と幅広く英語教育事業に関わる。NHKレギュラー出演ほか、日経・朝日・毎日新聞などにも連載。主な著作に『1日15分18日で英語の達人に 魔法の英語脳トレ』(InteLingo)などがあり、現在まで累計400万部を超える著書を刊行。

『地図でスッと頭に入るアメリカ50州』を購入するならこちら

リンク先での売上の一部が当サイトに還元される場合があります。
1 2

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  海外 > 北アメリカ >

この記事に関連するタグ