そんな広島市の中で特に人口増加が著しいのが、中区と安佐南区です。特に安佐南区は大規模住宅地が開発されたことから広島市8区の中で最大人口にまで拡大。

一方で安佐北区は、人口減少率が高くなっています。

広島県第二の都市であり中核市でもある福山市は、人口約46万5000人。2000年代は横ばいながらも人口増加が続いていましたが、2010年代に人口減少に転じています。

もう一つの中核市である呉市の人口は、約22万9000人。人口規模は福山市に次いで第3位ですが、1975（昭和50）年の31万2000人をピークに減少を続けており、 都市部や近隣都市への転出が目立っています。

全体的に人口が減少傾向にある広島県の中で、高い人口増加率を誇るのが東広島市です。

広島市に隣接しているためベッドタウンとして注目されているほか、広島大学をはじめとした学園都市として発展がめざましくなっています。留学生や研修生など、外国人も増加傾向にあります。

市区町の財政力指数をみると、府中町が突出。広島市、東広島市、大竹市など、県西部エリアが上位に食い込んでいる一方、安芸太田町や神石高原町の中山間地域は苦戦しています。

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