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岡山の気候が天体観測に適している理由

晴れの日(雨の降らない日)が多いということは、当然晴れた夜も多いということ。岡山県南部は天文とのゆかりが深く、岡山県内各所に天文台やプラネタリウムなどが設置されています。星空の観察には、晴れて雲が少ないことが必要不可欠ですが、「晴れの質」も重要視されています。岡山県は晴天率の高さに加え大気が安定しているため夜空が澄んでおり、星の光の揺らぎ(瞬き)が少なく天体観測に適しています

岡山の天体観測スポット①:井原市美星町

星空観察の重要拠点として世界から注目されているのが、井原市美星町(いばらしびせいちょう)です。夜の暗さと高い晴天率から国内屈指の天体観測地として知られ、名前の通り「星が美しい」町です。1989(平成元)年11月、全国に先駆けて「光害防止条例」を制定。光の害によって星空が失われることを防ぎ、美しい星空を守るための活動を続けています。1993(平成5)年7月に開館した美星天文台は、一般公開施設では中国地方最大級の口径101cm反射望遠鏡を有する公開天文台。近くにはJAXAのスペースデブリの観測施設(美星スペースガードセンター)があることからも、美星町が天体観測に適していることが分かるでしょう。

岡山の天体観測スポット②:浅口市

浅口市も、国内有数の天体観測地です。身近な宇宙を体験できる岡山天文博物館の敷地内には、日本最大級の口径188cm反射望遠鏡を備えた国立天文台があります。2018(平成30)年には、アジア最大級の大きさと世界一の技術を兼ね備えた口径3.8mのせいめい望遠鏡を持つ京都大学岡山天文台が完成。「晴天率の高さ」「安定した大気」「星空の美しさ」は、世界からも注目されています。

国土地理院識別標高図を元に作成。

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岡山県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。岡山の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!

Part.1 地図で読み解く岡山の大地

・瀬戸内海はどうやってできた?岡山県の成り立ち
・美作はなぜ西日本有数の温泉地なのか
・岡山県指定天然記念物井倉洞はどうやってできた?
・山から貝の化石がとれる不思議
・その大きさは世界2位! 児島湖はなぜ造られたのか?
・「晴れの国岡山」は「天文王国おかやま」だった!
・笠岡市がカブトガニ有数の生息地になった理由

…などなど岡山のダイナミックな自然のポイントを解説。

Part.2 岡山を走る充実の交通網

・瀬戸大橋が鉄道と併用できた理由
・西日本唯一の臨海鉄道線「水島臨海鉄道」の変遷を知る
・わずか16年で廃線になった、幻の三蟠鉄道
・津山扇形機関車庫から見る、岡山県の鉄道の歴史
・山陽新幹線は岡山発が多い?交通の要所・岡山駅のスゴさ
・日本で最も短い路面電車が地元で愛される理由

…などなど岡山ならではの鉄道事情を網羅。

Part.3 岡山で動いた歴史の瞬間

・伝説の城「鬼ノ城」は古代日本の防衛ラインだった
・巨大古墳群からひもとく吉備国と大和朝廷の関係
・戦国大名・宇喜多直家は、邑久郡の小領主だった
・難攻不落の備中高松城を、血を流さずに攻め落とせ!
・宇喜多秀家が基礎を築き池田家が整備した城下町
・岡山藩藩主の憩いの場として築かれた大庭園・後楽園

…などなど、激動の岡山の歴史に興味を惹きつける。

Part.4 岡山で生まれた産業や文化

・古墳時代から受け継がれる備前焼
・岡山県の名産品・白桃は、なぜこんなにおいしいのか?
・蒜山原野の開拓とジャージー牛導入の歴史
・養蚕・イグサ・綿・デニム…。岡山が誇る繊維業
・瀬戸内工業地域・水島コンビナートの誕生秘話
・倉敷市が一大観光地に成長した理由
・刀工集団・長船派は、どのようにして生まれたのか

…などなど岡山の発展の歩みをたどる。

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