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旧三江線のトロッコは伊賀和志駅を含めた活用を模索中

口羽駅は1963年の開業から三江線全通の1975年までは広島側からの終着駅でした。旧駅舎は現在もバスの待合いに使われています。

鉄道公園開園後、口羽駅のホームや線路には一部を除いていつでも自由に入れるようになりました。レールの上で写真撮影なども楽しめます。トロッコ型車両の運行ルートはイベントごとに多少の変更もありますが、主にホームから江津側の第2口羽トンネルを通って第4江川(ごうがわ)橋りょうの手前まで運行しています。

旧三江線は宇都井・口羽付近で島根・広島県境を出たり入ったりしていました。宇都井駅と口羽駅は島根県邑南町にありますが、両駅の間の伊賀和志(いかわし)駅は広島県三次市にあり、JR西日本の所有です。江の川鐵道は将来、伊賀和志駅を含めた活用を模索しており、県境を越えて宇都井―伊賀和志―口羽間でトロッコ型車両を運行することを目指しています。

紺の線が三江線トロッコのルート。備北交通作木線では、PASPY、ICOCA、Suicaなどの10種の交通系ICカードが使用可能です。

旧三江線のトロッコは初めて県境を越える!

江の川鐵道は2020年度の観光庁の支援事業に採択され、2021年2月にJR西日本の協力も得て、初めてトロッコ型車両で第4江川橋りょうを渡り、県境を越えることができました

予約制で集まった参加者らは江の川の雄大な眺めを楽しみながら橋りょうを渡り、川の中ほどで県境を越えました。

対岸の広島県側では、伊賀和志地区の住民や神楽団の熱烈な出迎えを受けました。好評を受け、その後も第4江川橋りょうを渡るイベントが複数回開催されています。

江の川鐵道では3駅の一体的な活用を目指し、三次市で設立された特定非営利活動法人「伊賀和志江の川鐵道」と協力してJR西日本と三次市に働きかける方針です。

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地形、交通、歴史、産業…あらゆる角度から島根県を分析!

島根県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。島根の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。地図を片手に、思わず行って確かめてみたくなる情報を満載!

Part.1 地図で読み解く島根の大地

・「弁当忘れても傘忘れるな」な島根の天気
・山陰地方と呼ばれるのは島根県と鳥取だけ?
・水質の良い一級河川「高津川」と大井谷の棚田
・隠岐諸島の「レッドクリフ」をはじめとする島々
・三県境と全国5番目に広い湖「中海」と7番目の「宍道湖」
・全盛期は東アジア最大、世界で2位の産銀量「石見銀山」は港まで続いていた?
・東京ドームほどの海浜公園「石見畳ヶ浦」

ほか

Part.2 島根を駆ける充実の交通網

・「銀の道」さらに「うなぎ街道」「鯖街道」とは?
・朝廷への情報伝達に使われた「官道」とは?
・土木学会が指定した土木遺産「福浦トンネル」
・一畑電鉄と一畑駅、大社線と大社駅
・Mランドドライビングスクールとは?
・JR木次線の「三段式スイッチバック」とは?
・島根の旧三江線トロッコ、初めて県境越え広島へ
・奥出雲おろちループ
・古代山陰道
・「ベタ踏み坂」江島大橋
・未成線広浜鉄道
・神にまつわる名前のついた10の駅
・最後の寝台列車サンライズ出雲

ほか

Part.3 島根の歴史を深読み!

・『日本書紀』『古事記』から神々を知ろう
・古墳も多い島根県
・『出雲国風土記』の世界「黄泉の穴」
・出雲大社を筆頭とする様々な「神社」
・「出雲」「石見」「隠岐」から「島根に」
・山陰のモンサンミッシェル?こと宮ケ島 衣毘須神社
・出雲の方言 東北の訛りとの共通点
・なぜ津和野町に「森鴎外記念館」が?「小京都」と呼ばれるわけ
・歴史的大打撃「廃仏毀釈」で失われたモノ
・島流しといえば「隠岐」?
・江戸時代の島根県、松江藩による出雲平野の開拓

ほか

Part.4 島根で育まれた産業や文化

・「相撲」発祥の地と言われる出雲
・名湯の多い島根県
・継承される多くの神楽と安来節
・歌舞伎の原型になったとされる「阿国歌舞伎」
・「玉鋼」と「たたら製鉄」と黒曜石
・日本で唯一「黄長石霞石玄武岩」を産出
・小泉八雲の作品と小泉邸

ほか

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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