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「手結港可動橋」を渡れるのは1日7時間!日本でも数少ない稼働中の跳ね橋の歴史に迫る 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

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「手結港可動橋」を渡れるのは1日7時間!日本でも数少ない稼働中の跳ね橋の歴史に迫る

船と車が代わりばんこに通行できる可動橋。その中でも橋体が跳ね上がる跳ね橋は県内でもここだけです。橋がそびえ立つ珍しい光景に見物客が絶えません。

手結港可動橋とは?

手結港可動橋(ていこうかどうきょう)は、香南市夜須町(こうなんしやすちょう)の高知県管理の臨港道路に架かっています。2002(平成14)年に完成しました。開閉時間はあらかじめ決められていて車や歩行者が橋を渡れるのは日中の6回計7時間だけです。急ぐときは内陸部に深く掘り込んだ手結港を巡る狭い道路をう回しています。跳ね橋ができる前に通行していた道です。夜間は常に開いた状態で、漁船は港と沖合を自由に出入りできます。

手結港可動橋の動作と構造

車などが渡れる時間は1回1時間か1時間30分。船の航行タイムが迫ると一帯にカンカンカンと警報が鳴り、橋の両端の踏切にあるような遮断機が下りて車の通行を止めます。2車線と歩道の幅員7~9m、長さ32.8mの橋体がゆっくり起き上がり、約6分かけ傾斜約70度まで開いて止まります。橋体の1/4の位置を軸にして、2台の油圧シリンダーを動かしてシーソーのように橋体の尻を下げ、先端を上げる構造です。橋体が完全に開くと船舶用信号機が青になり航行が可能になります。操作は橋のそばにある操作室で香南市の委託を受けた管理員が担当しています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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