更新日： 2024年1月13日
北条氏康の戦略地図～河越夜戦の勝利で関東八州制覇を成し遂げる！
河越夜戦の劇的勝利で、関東八州制覇へ。関東侵攻を繰り返す上杉謙信との死闘が展開されます。
北条氏康の戦略地図～河越夜戦の劇的勝利で、関東八州制覇へ
天文10年（１５４１）、北条氏康は、伊豆、相模、武蔵南部を領し、下総（しもうさ）や上総（かずさ）も影響下に置く関東最大の大名･北条家の当主となりました。
しかし旧勢力の反発も根強く、敵に囲まれた状態でした。その状況を打破したのが天文15年（１５４６）の河越夜戦です。
北条氏の勢力拡大を警戒して大連合を結成した、古河公方と扇谷・山内両上杉氏の大軍に包囲された河越城の救援に赴いた北条氏康は、弱気を装って和議を打診します。相手の油断を誘ったところで夜襲を仕掛け、敵を壊滅させたのです。結果、扇谷上杉氏を滅亡に追い込み、山内上杉と古河公方を衰退させて関東から旧勢力を一掃しました。
その後さらに安房里見氏を破り、山内上杉氏を没落させ、関東の覇権を握ったのです。
河越夜戦を突破口に 関東に覇権を確立した北条氏康
四面楚歌の状況下、父・氏綱から家督を継いだ氏康は、河越夜戦に勝利して関東の旧勢力を一掃すると、三国同盟で後背を固め関東支配の強化を進めました。
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