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鉄川与助が手がけた教会堂建築!細部まで技巧を凝らした圧巻の建築美

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

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鉄川与助が手がけた教会堂建築!細部まで技巧を凝らした圧巻の建築美

かつて長崎に「異色の建築家」と評された男がいました。
九州の教会堂建築で名を馳せた鉄川与助(てつかわよすけ)がその人。
手がけた教会堂のうち、5棟が重要文化財に指定されています。

鉄川与助と教会堂建築

異国情緒という言葉で形容される長崎ですが、それを象徴するように、県内にはじつに多くのキリスト教会堂があります。カトリックだけでも全国約1020棟に対して、長崎県には1割以上の約130棟の教会が分布。そのうち鉄川与助が手がけた教会堂は、11棟が現存しています(増改築は除く)。

鉄川与助が教会堂建築をスタートさせた明治時代

現存する日本最古の教会堂は、開国から5年後の元治元(1864)年末に居留地に住む外国人向けに建立された大浦天主堂。明治6(1873)年にキリシタン禁制の高札が撤去されると、日本人信者の各集落に次々と教会堂が建てられるようになりました。

最初は民家と見紛う簡素な木造教会でしたが、信教の自由が憲法に明記された明治22(1889)年以降は外国人宣教師の指導によるレンガ造教会堂が造られていきます。

のちに九州各地に28もの教会堂を建築する鉄川与助が頭角を現してきたのは、明治後期のことです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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