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白米千枚田は世界農業遺産「能登の里山里海」のメインスポット!地すべり地で挑んだ開拓とは?

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

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白米千枚田は世界農業遺産「能登の里山里海」のメインスポット!地すべり地で挑んだ開拓とは?

高低差約50mの土地に棚田が作られている千枚田は、地すべりの多かった土地です。
この難点を乗り越えた背景には、住民の努力と創意工夫がありました。

白米千枚田とは

日本で初めて世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」。白米千枚田(しろよねせんまいだ)はその代表的な景観地です。

輪島市白米町、国道249号沿いにあるこの美しい棚田は、高洲山(標高567m)から日本海岸に向かって下がる急傾斜の斜面上に見られます。白米の集落は16世紀以前には存在したといわれますが、記録で確認できるのは17世紀以降からです。

しかし、この地域の海岸地形には、石英粗面岩を主成分とする海食崖の間を縫うように、急峻な傾斜面からなる地すべり地帯が発達していました。よく肥えた土が農業に向いていましたが、その地形が災いし、貞享元(1684)年に発生した大規模な地すべりでは水田の大半が海へ押し流され、失われてしまったのです。

白米千枚田とは

沿岸部でも等高線の間隔が狭いところです。傾斜地のため、陽当たりや風通しがよいのはこの地形ならではのメリットです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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