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李方子~日韓の架け橋となり福祉に尽くした元王妃

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月12日

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李方子~日韓の架け橋となり福祉に尽くした元王妃

国の政策のために韓国の王族に嫁ぐという運命を受け入れた李方子だが、彼女の功績はそれだけにとどまりません。晩年、障害児教育に取り組み、福祉事業の基盤を築いたほか、韓国における日本人女性のイメージも覆しました。

二国間の板挟みとなり、差別を受けてきたにもかかわらず、李方子は自分の運命をまっすぐに受け止め、最後まで両国の友好に尽くした女性だったのです。

李方子の政略結婚相手は朝鮮王朝皇太子

李方子は、日本の皇族・梨本宮家に生まれながら、朝鮮王朝の皇太子に嫁いだ女性です。

李方子は14歳のとき、新聞記事で初めて自分の婚約を知ります。相手は朝鮮李王朝の皇太子・李垠(イウン)。この婚姻は、日韓融合を促すための政略結婚でした。垠は10歳のとき、韓国併合を目指す日本政府により、留学という名目で韓国から日本へ連れてこられていました。垠の境遇に同情した李方子は「お国のための結婚」を受け入れ、妻として支えていくことを決意します。植民地政策による二国間の溝は深く、結婚により命の危険にさらされることもありましたが、2人はお互いの境遇を理解し、夫婦の絆を深めていったのです。

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