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阿武隈川の氾濫と改修の歴史~大改修から101年が経過した暴れ川~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

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阿武隈川の氾濫と改修の歴史~大改修から101年が経過した暴れ川~

最初の大改修工事からすでに100年超。
それでも阿武隈川は大雨のたびに大水害を引き起こします。
暴れ川の水害と治水対策の歴史をたどってみましょう。

阿武隈川は福島県の自然と人を育む

奥羽山脈と阿武隈山地のあいだを縫うように北上し、宮城県岩沼市内で太平洋に注ぐ阿武隈川は、西白河郡西郷村大字鶴生(にししらかわぐんにしごうむらおおあざつりゅう)の旭岳(あさひだけ)(標高1835m)にその源を発します。

長さは239㎞の一級河川で、荒川や摺上(すりかみ)川、白石川などの支川とともに阿武隈水系をなし、その流域面積は約5400㎢。阿武隈川は白河市、郡山市、二本松市、福島市、角田(かくだ)市、岩沼市などの主要都市を結んでおり、流域人口は約136万人にもなります。

途中、郡山~本宮間、二本松~福島間(阿武隈峡)、福島・宮城県境付近(阿武隈渓谷)の3カ所には狭窄(きょうさく)部があります。

阿武隈川は古くから親しまれてきた

平安時代には「あふくまがわ」として歌枕に使われ、古くから人々に親しまれてきた河川でした。また、比較的流れの穏やかな部分では舟運が発達し、板倉藩が年貢米を江戸に運ぶ手段として使ったのです。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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