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香林坊の地名の由来はお坊さん?金沢モダンの象徴のおしゃれな街!

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

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香林坊の地名の由来はお坊さん?金沢モダンの象徴のおしゃれな街!

明治時代から若者が集まり、金沢の中心として栄えながらも、歴史的な要素も多い香林坊。
特に近代化の際には、モダンな動きが顕著に現れた場所でもあります。

香林坊という地名の由来

香林坊(こうりんぼう)という地名は、文字どおり香林というお坊さんに由来するといわれます。もともとは越前の朝倉氏の家臣でしたが、朝倉氏が滅亡すると、比叡山延暦寺の僧となったようです。

のちに帰俗し、薬種商を営んでいた向田兵衛(むこうだひょうえ)の家に養子として迎えられ、向田香林坊と名乗って家業を継ぎました。

ある夜、夢枕に立った地蔵尊のお告げによって製造した目薬の販売に成功し、あまりにも評判がよかったこの目薬は、前田家へ献上されたといわれます。目薬で成功を収めた香林坊は、夢枕に立った地蔵尊を実際に造って店の小屋根に安置しました。

江戸時代に起こった寛永の大火では、この地蔵尊のあたりで火が止まったという不思議な逸話があります。このため、この地蔵は「火除け地蔵」とも呼ばれるようになったようです。また、この話にちなんで、近くのせせらぎ通りには目薬の木が植えられています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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