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象潟の九十九島形成の歴史~鳥海山の山体崩壊で生まれた!~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

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象潟の九十九島形成の歴史~鳥海山の山体崩壊で生まれた!~

鳥海山の北麓には、田園地帯に大小の小山が点在する景勝地、九十九島をはじめ鳥海火山がもたらした貴重な自然が残っています。
その成り立ちを見てみましょう。

【象潟九十九島形成の歴史】鳥海山の山体崩壊によって誕生

秋田県南西部、にかほ市を代表する景勝地といえば、象潟(きさかた)の九十九島(くじゅうくしま)です。
水田地帯に、最大で比高50mほどの小山が100以上も点在し、地学的にも貴重な風景が広がっています。1934(昭和9)年には、国の天然記念物に指定されています。

この九十九島は、じつは象潟平野の南にそびえる鳥海山(ちょうかいさん)の大規模な山体崩壊によってできました。

つまり、水田に浮かぶ小島のように見える小山は、鳥海山が崩れて流れてきた岩塊でできているのです。このような小丘は「流れ山」と呼ばれています。

鳥海山(標高2236m)の山頂部は山形県側にありますが、北麓は秋田県側に長く裾野をひいています。約60万年前から活動を始めた活火山で、安山岩質(あんざんがんしつ)の溶岩を大量に噴出し続け、東北地方では尾瀬(おぜ)の燧ケ岳(ひうちがたけ)に次ぐ第二の高峰へと成長しました。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

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