円谷英二ミュージアム
更新日： 2024年1月18日
円谷英二とその特撮世界～福島県須賀川が生んだ特撮の神様～
日本の特撮映画黎明期を牽引した円谷英二は、福島県須賀川市出身。
飛行機に憧れて上京した少年が特撮監督になり、ヒット作を生み出していった過程を追います。
この記事の目次
円谷英二の生い立ちと映画界入り
ウルトラマン、ゴジラなどの国民的キャラクターを世に送り出した円谷英二は、戦前から戦後まで活躍した特殊効果撮影の監督です。
1901（明治34）年、福島県須賀川市（当時は岩瀬郡須賀川町）に生まれた円谷英二。小学生の頃、日本で飛び始めた飛行機に夢中になります。
尋常高等小学校卒業後、東京の機械製作所に入社しますが、操縦士を夢見て日本飛行学校へ入学。ところが、教官が墜落事故で死亡し同校は活動停止に。機械いじりが得意だった円谷英二は神田の電機学校（現・東京電機大学）に再入学し、学費の足しにするため玩具会社で玩具の考案係になります。
円谷英二が映画界に入るきっかけ
まるで青春ドラマのような展開ですが、最大の転機は直後に訪れます。円谷英二は特許料を稼いだ祝いに花見にいくのですが、職工たちが隣席と喧嘩を始めてしまいます。
その相手が映画会社のスタッフで、仲裁した年若い円谷英二を映画監督の枝正義郎が気に入り、円谷英二は映画界入りします。
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