サンゴの石垣が続く集落

国土交通省「島の宝100景」にも選ばれた、集落のサンゴの石垣が印象的。

与路島では2015（平成27）年から「海の子留学制度」を実施。この制度は「与路小・中学校留学里親制度」を利用した里親方式の留学制度で、子供の自立心や豊かな感性を育むとともに、与路小・中学校の存続、地域活性化も目指しています。

【DATA】
市町村：大島郡瀬戸内町／人口：84人／面積：9.35㎢／周囲：18.4㎞／地形：小起伏山地／最高高度：大勝山297m ／島までのアクセス：奄美大島・古仁屋港から定期船で与路島・与路港まで1時間40分。1日1～2便

闘牛大会に島民が熱中！

伊仙（いせん）町阿三（あさん）の徳之島カムィヤキ陶器窯跡には、11世紀後半～ 14世紀前半頃に焼き物（カムィヤキ）がつくられていた痕跡が残ります。

名物の闘牛は藩政時代に始まったといわれ、当時サトウキビ栽培を薩摩藩に厳しく統制されていた島民にとって唯一の娯楽でした。

【DATA】
市町村：大島郡徳之島町・天城町・伊仙町／人口：23,497人／面積247.85㎢／周囲：89.2㎞／地形：小起伏山地、台地／最高高度：井之川岳645m／島までのアクセス：鹿児島空港から飛行機で徳之島空港まで約55分。1日4便ほか

花と鍾乳洞の島と呼ばれる

隆起サンゴ礁の島で、島内には東洋一の美しさと称される「昇竜洞」をはじめ、大小200～300の鍾乳洞があります。また、エラブユリ（沖永良部島産のテッポウユリ）やスプレーギクなどの栽培もしています。

島西部の住吉貝塚からは、縄文時代後期後半～弥生時代初頭の住居跡14棟と貝塚が発見されました。

【DATA】
市町村：大島郡和泊町・知名町／人口：12,996人／面積：93.65㎢／周囲：55.8㎞／地形：台地／最高高度：大山245m／島までのアクセス：鹿児島空港から飛行機で沖永良部空港まで約1時間10分。1日3便ほか

与論島独自の文化を形成

周囲をサンゴ礁に囲まれた、鹿児島県最南端の島。島の最南端から沖縄本島最北端の辺戸岬（へどみさき）まで約23㎞と鹿児島よりも沖縄に近く、古くから琉球との関わりが深くなっていました。

沖縄で北山（ほくざん）・中山（ちゅうざん）・南山（なんざん）の三つの勢力が対立していた三山時代（1322 ～ 1429年）には、与論島は北山王の支配下におかれ、1405（応永12）年に与論城が築かれました。現在でも薩摩と琉球の文化が融合した独自の文化が残っています。

【DATA】
市町村：大島郡与論町／人口：5,186人／面積：20.56㎢／周囲：23.7㎞／地形：台地／最高高度：97m／島までのアクセス：鹿児島空港から飛行機で与論空港まで約1時間35分。1日1便ほか

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