フリーワード検索

ジャンルから探す

トップ > カルチャー >  九州・沖縄 > 沖縄県 >

沖縄の世界遺産~琉球王国のグスクと関連遺産群~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

この記事をシェアしよう!

沖縄の世界遺産~琉球王国のグスクと関連遺産群~

沖縄独自の歴史や文化が評価され、世界文化遺産に登録された5つのグスクと4つの関連遺産群とは、どのような場所なのでしょうか?

沖縄の世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」とは

2000(平成12)年、沖縄島南部を中心に点在する5つのグスクと4つの関連遺産群からなる「琉球王国のグスク及び関連遺産群」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。15世紀半ばから19世紀までの約450年間存在し、中国や東南アジア諸国との交易で重要な役割を果たした琉球王国。中国や日本の影響を受けて、独自の文化や信仰形態をもっていたことから、人類全体の共有財産として認められたのです。

【沖縄世界遺産①】首里城跡

【沖縄世界遺産①】首里城跡

琉球国王の居城
中山国王の居城として14世紀末頃につくられた首里城は、琉球王国統一後は日本の沖縄県となる1879年まで、琉球国王の居城として、王国の政治・外交・文化の中心的な役割を果たしました。

首里城公園

住所
沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
交通
ゆいレール首里駅から徒歩15分
料金
入場料=大人400円、高校生300円、小・中学生160円、6歳未満無料/(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳持参で無料(介護者1名含む))

【沖縄世界遺産②】玉陵(たまうどぅん)

【沖縄世界遺産②】玉陵(たまうどぅん)

歴代の琉球国王が眠る
1501年、尚真王(しょうしんおう)が父・尚円王の遺骨を埋葬するためにつくった玉陵。その後、第二尚氏王統の墳墓となりました。石造りの宮殿を模した建造物で、東西に3つ連なる墳墓を高い石垣で囲んでいます。

玉陵

住所
沖縄県那覇市首里金城町1丁目3
交通
ゆいレール首里駅から徒歩15分
料金
入場料=大人300円、中学生以下150円/年間パスポート=大人600円、中学生以下300円/(障がい者手帳持参で無料、市内在住の65歳以上は半額)

【沖縄世界遺産③】園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいし)

【沖縄世界遺産③】園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいし)

国家の安全と繁栄を祈願
王家の拝所として使用された園比屋武御嶽石門は、1919年に築かれました。木の扉以外は琉球石灰岩でできています。閉ざされた扉の中には園比屋武御嶽があり、現在もこの門の前で祈る人が多くいます。

【沖縄世界遺産④】識名園(しきなえん)

【沖縄世界遺産④】識名園(しきなえん)

琉球王家のおもてなしの場
琉球王家最大の別邸で、中国皇帝の使者である冊封使(さくほうし)をもてなす場でもあった識名園。池の周りを歩きながら、景色の移り変わりを楽しめる回遊式庭園となっており、四季折々の花が彩りを添えています。

識名園

住所
沖縄県那覇市真地421-7
交通
ゆいレール首里駅からタクシーで10分
料金
入園料=大人400円、中学生以下200円/入園料(年間パスポート)=大人800円、中学生以下400円/(障がい者手帳持参で無料、市内在住の65歳以上半額)

【沖縄世界遺産⑤】斎場御嶽(せーふぁうたき)

【沖縄世界遺産⑤】斎場御嶽(せーふぁうたき)

琉球王国最高の聖地
琉球開闢(かいびゃく)の神、アマミキヨがつくったとされる斎場御嶽は、琉球王国のなかでもっとも格の高い聖地です。巨岩や聖樹に囲まれた空間には、首里城内にある部屋名と同じ名前の拝所があります。

斎場御嶽

住所
沖縄県南城市知念久手堅539
交通
那覇空港自動車道南風原北ICから国道329・331号を知念方面へ車で16km
料金
大人300円、小・中学生150円(団体20名以上は大人200円)

【沖縄世界遺産⑥】今帰仁城(なきじんじょう)跡

【沖縄世界遺産⑥】今帰仁城(なきじんじょう)跡

北山王の堅牢な居城
今帰仁城は、三山時代に北山を治めていた北山王の居城でしたが、1416年、中山を支配する尚巴志(しょうはし)によって滅ぼされます。城壁の長さは約1.5㎞、もっとも高いところは8mあり、首里城に次いでの大きさです。

今帰仁城跡

住所
沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
交通
沖縄自動車道許田ICから国道58・505号を今帰仁方面へ車で27km
料金
入場料(今帰仁城跡・歴史文化センターと共通)=大人600円、中・高校生450円、小学生以下無料/(障がい者手帳持参で無料、高齢者はなし)

【沖縄世界遺産⑦】座喜味城(ざきみじょう)跡

【沖縄世界遺産⑦】座喜味城(ざきみじょう)跡

軍事要塞として築かれた
琉球国王に対抗する勢力を監視する目的で、築城の名手と呼ばれた護佐丸(ごさまる)が築いた座喜味城。規模は小さいですが、城壁や城門は精巧に石積みがされ、当時の石造建築技術の高さを示しています。

座喜味城跡

住所
沖縄県中頭郡読谷村座喜味708
交通
沖縄自動車道石川ICから県道73号、国道58号、県道12号を読谷方面へ車で12km
料金
無料(世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムは有料)

【沖縄世界遺産⑧】勝連城(かつれんじょう)跡

【沖縄世界遺産⑧】勝連城(かつれんじょう)跡

自然の地形を巧みに利用
4つの平坦地を階段状に配置した梯郭式(ていかくしき)と呼ばれる様式で築かれた勝連城。海外貿易で繁栄し、琉球王国統一時に、最後まで抵抗した阿麻和利(あまわり)の居城でした。

勝連城跡

住所
沖縄県うるま市勝連南風原3908
交通
沖縄自動車道沖縄北ICから県道36・16号を勝連南風原方面へ車で8km
料金
入場料(あまわりパークセット券)=大人600円、小人400円/(勝連城跡のみの入場チケットなし)

【沖縄世界遺産⑨】中城城(なかぐすくじょう)跡

【沖縄世界遺産⑨】中城城(なかぐすくじょう)跡

築城の名手・護佐丸の城
眺めのよい標高167mの丘陵地に築かれた中城城は、勝連城の阿麻和利の勢力を牽制するために座喜味城から移り住んだ護佐丸の城。北の郭、三の郭を当時の最高の築城技術で増築しています。

中城城跡

住所
沖縄県中頭郡中城村泊1258
交通
沖縄自動車道北中城ICから県道29・146号を大城方面へ車で4km
料金
大人400円、中・高校生300円、小学生200円(団体20名以上は大人300円、中・高校生200円、小学生100円、保護者が同伴する小学校就学前の者は無料。障がい者手帳持参で本人と介護者1名無料)
1 2

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  九州・沖縄 > 沖縄県 >

この記事に関連するタグ