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ハワイ州の政治

ハワイ州の選挙人の数は、4人です。ハワイ州は、民主党が圧倒的オバマ氏や空港の名称になったイノウエ氏の影響も大きく、ハワイ選出連邦議員も民主党員ばかりです。

ハワイ州は、ポリネシア文化と移民の州

ハワイ州がアメリカ50番目の州となったのは、1959年のこと。19世紀末まで、ハワイ州はカメハメハ一族が治める王国でした。この時代にアメリカの入植者たちがサトウキビ農園を整備し、先住民のポリネシア系や、アジアなどからの移民が汗を流しました。

日本人移民も多く、ハワイ州はアメリカのなかでも日系社会の影響が強い州といえます。ホノルルの主要空港である『ダニエル・K ・イノウエ国際空港』の名称は、ハワイ州の産業経済に貢献した日系アメリカ人初の下院議員に由来しています。

世界を魅了するリゾート・ハワイ州

ハワイ州の雄大な自然は、訪れた人の心をつかんで止みません。マーク・トウェインは『トム・ソーヤーの冒険』を書く以前にここを訪れて褒め称え、ハリウッドの映画人は『ジュラシック・ワールド』のロケ地に選びました。

旅行者にとってハワイ州の独特な食文化も魅力の一つです。日本人にもなじみの深いロコモコやハワイ風かき氷のシェイヴ・アイスなど名物グルメが多いハワイ州。第44代大統領バラク・オバマはオアフ島ホノルル出身として知られていますが、ゆかりの飲食店を訪れるのも醍醐味のひとつでしょう。

ハワイ州は、年間約1000万人が訪れる楽園。しかし生活する人にとっては、365日すべてがパラダイスであるはずがありません。孤島ゆえの生活費の高さや、ホームレス問題もあります。そして12月7日は真珠湾攻撃で多くの命が失われた日です。現地を訪れたら、慰霊と畏敬の念を。

ハワイ州を知るキーワード

ハワイ州のキーワード:ワイキキ

ハワイ州を代表するオアフの中心地。目抜き通りのカラカウア通りには、名門ホテルや商業施設が並びます。ワイキキ・ビーチが目の前。

ハワイ州のキーワード:フラ

ハワイ州を代表する文化的なダンス。文字がなかった時代、神々や自然への感謝を表す手段とされました。モロカイ島が発祥地という説があります。

ハワイ州のキーワード:ホヌ

ハワイ語でウミガメのこと。ハワイ州近海に生息しています。古来より海の守り神として崇められており、野生のホヌに触ると罰金刑になることも。

ハワイ州のキーワード:シャカ

思いやりを重要視するアロハスピリットを象徴するハンドサイン。挨拶や感謝を表します。手の甲を見せると「元気?」「頑張ろう」の意味に。

ハワイ州のキーワード:マウナケア

ハワイ州で最も高い標高4205メートルを誇る山。頂上付近には日本の望遠鏡「すばる」をはじめ、世界各国の天文台があります。

ハワイ州のキーワード:キラウエア

いまも活動を続ける火山で、最近では2018年に大規模な噴火が発生。国立公園となっており、世界遺産にも登録されています。

ハワイ州のキーワード:ハレアカラ

「太陽の家」を意味する休火山で、現在は国立公園となっています。山頂は空気が澄んでおり、美しい星空や日の出を観測できます。

ハワイ州のキーワード:コナコーヒー

世界3大コーヒーに数えられ、ハワイ島コナで生産されています。西海岸沿いには、約32キロにわたり農園が続く「コーヒー街道」があります。

ハワイ州のキーワード:真珠湾

太平洋戦争の引き金になったといわれる真珠湾攻撃の地。犠牲者追悼のための記念館や、実際に戦争に行った戦艦も見られます。

ハワイ州のキーワード:虹

世界一降水量が多いといわれるワイアレアレ山を擁するカウアイは、虹の島とも呼ばれています。ハワイ州のナンバープレートも虹。

ハワイ州のキーワード:パイナップル

オアフ島ワヒアワには、パイナップル会社のドールが管理するパイナップル農園があります。パイナップルソフトは農園の名物。

ハワイ州のキーワード:メネフネ

カウアイ島に住んでいたといわれる小人族のこと。妖精説もあり、食品パッケージや看板のモチーフとして見かけることが多いです。

ハワイ州の著名人

ハワイ州の著名人:オリンピアン デューク・カハナモク

ハワイ州初のオリンピック選手で、競泳で金メダルを獲得。水泳とアウトリガーカヌーの達人です。ワイキキにはデューク像もあります。(1890~1968)

『地図でスッと頭に入るアメリカ50州』好評発売中!

“合衆国”というように50州からなるアメリカは、それぞれが独自の州憲法、政府組織を持ち、強い個性を放つ、いわばモザイク国家。それだけにアメリカの素顔は日本人にはなかなかわかりにくいもの。アメリカを知るには俯瞰的に眺めるのではなくそれぞれの州について知らないと、国の姿が見えてこないのです。本書では、それぞれの歴史や特徴を豊富なイラストとともに紹介。
さらには、日本でも毎回大きく報じられる4年ごとの大統領選挙について、各州のページで選挙人の数と民主党と共和党どちらが優勢であるか(2020年7月時点)を説明し、巻末には、大統領選挙のしくみ解説や歴代大統領のデータなども掲載。大統領選への理解も深まります。

【見どころ―目次より抜粋】

1章 北東部
■各州紹介
■<歴史解説>自由と仕事を求めた移民たちが、多民族国家アメリカを形成していった。
■<歴史解説>アメリカの根底にあるゴーウエスト思考、東海岸から始まった領土拡大の歴史。
■<コラム>4大プロスポーツのチームがない州

2章 南部
■各州紹介
■<歴史解説>南北戦争とリコンストラクション 敗北した南部州は深い傷を負った
■<歴史解説>人種差別を跳ね返した公民権運動 キング牧師の夢が叶う日はいつ
■<コラム>地下鉄道

3章 中西部
■各州紹介
■<歴史解説>アメリカ2大政党、民主党と共和党はいかにして今日の姿になったのか
■<コラム>アメリカの地勢

4章 西部
■各州紹介
■<歴史解説>銃による犯罪、学校や公共施設での銃乱射事件が止まらない。それでも銃規制が進まない理由。
■Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)

巻末資料
■<大統領選挙しくみ解説>民意がストレートに反映される国政、一年かけて国民が自らのリーダーを選ぶ
■歴代大統領
■人口ランキング
■面積ランキング
■銃規制(拳銃の公然携行の可否)/同性婚
■死刑の存続と廃止/消費税率(セールス・タックス)

【監修者】デイビッド・セイン

アメリカ生まれ。証券会社勤務を経て来日。30年以上にわたり翻訳や英語指導に従事、自身が代表を務めるAtoZ 英語学校で教鞭をとるかたわら、英語学習執筆、教材プロデュース、Webコンテンツ制作、動画制作と幅広く英語教育事業に関わる。NHKレギュラー出演ほか、日経・朝日・毎日新聞などにも連載。主な著作に『1日15分18日で英語の達人に 魔法の英語脳トレ』(InteLingo)などがあり、現在まで累計400万部を超える著書を刊行。

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